
〜でも、本当に英語力を決めるのは「スタートの速さ」よりも「続ける力」〜
さいたま市は全国的にも英語教育が進んでいる地域として知られています。
英語の授業時間、ALTとの交流、スピーキング評価など、多くの取り組みが導入され、英語力の平均も全国トップクラスと言われています。
私はそのことを心から誇りに思います。
幼いうちから英語に触れられる環境があるのは、本当に素晴らしいことです。
📚でも、ここで忘れてはいけない大切な視点があります
私は”ゆとり世代”で、学生時代に覚えた英単語の量は、今の子どもたちの半分ほどでした。
当時は「テストのための英語」でしたが、今の子どもたちは「使える英語」を求められています。
そして私は大人になって痛感しました。
英語は、勉強をやめた瞬間からゆっくりと消えていく。
どれだけ若くして英語を覚えても、「続けなければ」その力は残りません。
🔑英語力を決めるのは「今の点数」でも「早く始めたこと」でもない
英語はスポーツやピアノと同じ”技術”です。
技術は一度身につけたら終わりではなく、「使い続けることで鍛えられるもの」です。
- 今は英語が得意な子でも、やめてしまえば止まります
- 今は英語が苦手な子でも、続ければ必ず伸びていきます
英語は「スタートの速さ」ではなく、「どれだけ長く続けられるか」で決まる言語です。
🎈英語が続く子の共通点は「頭の良さ」でも「才能」でもない
それは、英語を「楽しい」と思えているかどうか
英語を継続できる子に共通しているのは、ただひとつ。
「英語が好き」
「英語って面白い!」
「もっと話してみたい!」
この”わくわくする気持ち”こそが、継続のエネルギーになります。
- 点数が良いから楽しいのではありません
- ほめられるから続けられるのでもありません
「伝わった!」「わかった!」という小さな成功体験が、英語を好きにし、自然と継続につながっていきます。
🌱英語を「続けられる環境」を守るのが、大人の役目
英語教育が進んでいる地域だからこそ、「早くできること」や「点数の良し悪し」だけに注目されがちです。
ですが、本当に大切なのは、
今の実力よりも、「英語を楽しいと思える気持ちを持ち続けられるか」
目先の結果よりも、「学び続ける習慣が身についているか」
ここにこそ、”本物の英語力”につながる未来があります。
✨おわりに 〜英語は「やり続けた人」が最終的に一番できるようになる〜
英語は、一度できるようになって終わるものではなく、**続けることで人生を広げていく「生きるスキル」**です。
🌈さいたま市の英語教育は素晴らしい環境です。
でも、そのスタートを「ゴール」ではなく、子どもたちが一生英語を楽しみ続けるための”入口”にしていきたい。
今できる子も、まだできない子も関係ありません。
英語を楽しみながら続けた子が、最終的に本当の英語力を手に入れます。
私はこれからも、「英語を好きでいられる環境づくり」を通じて、子どもたちの未来に灯をともしていきたいと思います。









