
お子さまの英語教育について、こんな風に考えたことはありませんか?
「単語を覚えさせなきゃ」
「文法を身につけさせなきゃ」
「発音を練習させなきゃ」
もちろん、それらも大切です。でも本当は、**英語を学ぶことは「英語という世界の見方や考え方を学ぶこと」**でもあるのです。
💭 日本語と英語の「考え方」のちがい
自己主張の仕方が違う
日本語では「空気を読む」「相手に合わせる」といったように、周りとの調和を大切にする表現が多いですよね。
一方で英語では、”I think…” “I want…” のように、自分の意見をはっきり伝えることが自然とされています。
例えば、誰かの意見に賛成できないとき:
- 日本語:「そうですね…でも、ちょっと難しいかもしれませんね」
- 英語:”I see your point, but I have a different opinion.”
日本語では「やわらかく伝える」ほうが丁寧に感じられ、英語では「ストレートに伝える」ほうが誠実に感じられることがあります。
なぜ英語は「主語→動詞」の順番?
お子さまから「どうして英語は『I think』って先に『私』を言うの?」と聞かれたことはありませんか?
実は、この語順の違いにも文化が反映されています。
英語圏では:
- 個人の責任や主体性を重視する文化
- 「誰が言っているか」を最初に明確にすることで、責任の所在をハッキリさせる
日本語では:
- 「何について話すか」を先に共有し、最後に結論を言う
- 主語を省略しても、文脈で理解できることが多い
この違いが、コミュニケーションスタイルの違いにもつながっているんです。
🌈 英語にも”やわらかさ”がある
「英語=ストレートで強い」というイメージをお持ちの保護者の方も多いかもしれません。
でも、英語にももちろん、遠まわしに断ったり、丁寧に伝える表現があります。
断るときの表現:
- “I’m afraid I can’t.”(残念ながらできません)
- “That sounds great, but maybe another time.”(すてきですね、でもまた今度に)
- “I’d love to, but I already have plans.”(そうしたいのですが、予定があって)
お子さまには、こうした**「相手を思いやる英語」**も一緒に学んでほしいですよね。
🌍 言語のちがいは、視点のちがい
英語を学んでいると、「日本語だとこの角度から考えるけど、英語だと違う視点になるな」と感じる瞬間がたくさんあります。
言葉のニュアンスの違い
「できるだけ早く来てね」
- 日本語:少し”急がせている”ように聞こえることも
- 英語:”Come as soon as you can!” → “待ってるね!”という温かい気持ちを込めた表現
「お疲れ様です」
- 日本語:挨拶として自然に使える万能フレーズ
- 英語:直訳の”You must be tired”だと心配しているように聞こえる。状況に応じて”Good job!” “See you tomorrow!”など使い分ける
「よろしくお願いします」
- 日本語:どんな場面でも使える便利な表現
- 英語:状況ごとに言葉を変える(“Nice to meet you” / “Thank you in advance” / “I’m counting on you” など)
言葉の背景には、その国の文化や価値観が詰まっています。
だからこそ英語を学ぶことで、新しい考え方や感じ方を知ることができるのです。
📝 「試験のための英語」との向き合い方
現実問題として、お子さまは学校で試験のための英語を学んでいます。
文法問題、長文読解、リスニング試験…受験をクリアするためには必要な勉強です。
でも、その勉強に「意味」を見出してほしい
「やらされている勉強」ではなく、**「世界を知るための道具を手に入れている」**と思えたら、お子さまの目の色が変わるはずです。
例えば:
- 文法 → 「なぜこの語順?」という疑問から、文化の違いを知る
- 長文読解 → 「外国の人の考え方」を知る窓口
- 単語暗記 → 「日本語にはない概念」を学ぶ機会
試験に合格することも大切。でもそれと同時に、英語を通して視野を広げる経験をしてほしいと、私たちは考えています。
🌱 Colorful Portが大切にしていること
私たちは、英語を”教える”だけでなく、英語を通してお子さまの世界を広げる力を育てることを大切にしています。
英語の文法には「なぜ?」があり、
英語の表現には「文化」があり、
英語を学ぶことには「発見」がある。
お子さまが英語を話すとき、ちょっと勇気が出たり、ちがう自分になれたりする。
そんな**「ことばの力」**を、一緒に育んでいけたら嬉しいです😊🌈

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